審判の悩み事
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No4192 の記事


■4192 / )  Re[2]: ヴァイオレーションか否か
□投稿者/ 北の大地 付き人(59回)-(2011/03/26(Sat) 22:08:33) [ID:wn16OCcs]
    No4191に返信(8年目のミニ監督さんの記事)
    > ■No4186に返信(たつさんの記事)
    >>プレイヤーAが
    >>ルーズボールを、空中でタップ(保持ではないが、コントロールしている。)
    >>ボールが床を跳ねる。Aは着地後、数歩進んだ。
    >>
    >>Aはボールに触れ、ドリブルとなる?
    >>Aはボールに触れ、ヴァイオレーション?
    >>
    >
    > たつさん、はじめまして。
    >
    > ご質問の件、「保持ではないが、コントロールしている」という状況が、今ひとつよく解りませんが。。。
    > 相手保持のボールはじき出した後にリカバーしたとすれば、その後にドリブルすることは可能です。
    > 逆に自分が保持している状態からルーズボールとなり、そのボールをタップしたとすれば、
    > ルーズボールになる前の状態で、ドリブルが残っていたか否か、自分が再度ボールに触れる前に
    > 相手プレーヤーが触れたか否か、などによって判断が変わってくると思います。
    >
    > ルール条文を用いての詳しい解説は、北の大地様からお願いします!(笑)
    >

    えー、「8年目のミニ監督」様からタスキを受け継いだ「北の大地」です!(笑)

    まずは競技規則から
    「 2009〜 バスケットボール競技規則 」P42〜P43
    第24条 ドリブル (Dribblihg)

    24.1 ドリブルの始めと終わり
    24.1.1 ドリブルが始まるのは、コート内でライブのボールをコントロールした
        プレイヤーが、ボールを投げたりたたいたりころがしたりして床に触れ
        させたり、バックボードをねらってボールを投げてバックボードにボー
        ルを触れさせ、そののちほかのプレイヤーが触れないうちにふたたびそ
        のボールに触れたときである。
        
        ドリブルが終わるのは、ドリブラーの両手が同時にボールに触れるか、
        片手または両手でボールを支え持ったときである。

        ひとつづきのドリブル中は、ドリブラーが一度ボールに触れるごとに
        ボールが床か自分以外のプレイヤーに触れなければならない。

        この規定および第25条「トラヴェリング」の規定に従っているかぎりは、
        プレイヤーがボールを床に向かってではなく空中(上方)に向かって投げ
        たりたたいたりしてドリブルを始めたりドリブルをしつづけることはさ
        しつかえない。
     
        ドリブルをしている間は、ボールが手に触れていないときには、ドリブ
        ラーに足の動かし方や歩数についての制限はない。

    24.1.2 コート内でライブのボールをコントロールしているプレイヤーが誤って
        ボールのコントロールを失い、ふたたびそのボールをコントロールした
        ときは、ボールをファンブルしたことになる。
        
        ファンブルはドリブルではない。

    24.1.3 次の事をしてもドリブルをしたことにはならない。
        (1)ショットをしてそのリバウンド・ボールを取る。
        (2)ドリブルを始めるときあるいはドリブルを終わるときにボールを
          ファンブルし、そのボールをリカヴァーする。
        (3)まわりのプレイヤーとボールの取り合いをしているときに、そのボー
          ルを得ようとしてたたき出し、そのボールをリカヴァーする。
        (4)ほかのプレイヤーのコントロールしているボールをたたき出し、そ
          のボールをリカヴァーする。
        (5)相手チームのパスのボールをたたき落とし、そのボールをリカヴァー
          する。
        (6)トラヴェリングにならない範囲で手から手にボールをトスして移す。

    24.2 ドリブルを終えたあと
       プレイヤーは、ひとつづきのドリブルが終わったあとにあらたなドリブル
       をすることはできない。
       
       ただし、次のことでボールのプレイヤー・コントロールをいったん失った
       あとふたたびボールをコントロールしたときは、あらたなドリブルをする
       ことができる。
       (1)ショットをする。
       (2)相手チームのプレイヤーにボールをたたき出される。
       (3)パスまたはファンブルしたボールが、ほかのプレイヤーに触れる。

       24.1.1、24.2に違反することはヴァイオレイションである。

    それでは、ここでもう一度「たつ」様の仰られてる状況をじっくり考えてみます。
    「プレイヤーAが
     ルーズボールを、空中でタップ(保持ではないが、コントロールしている。)
     ボールが床を跳ねる。Aは着地後、数歩進んだ。

     Aはボールに触れ、ドリブルとなる?
     Aはボールに触れ、ヴァイオレーション?」

    私は、これはボールのリバウンド等における空中での相手チームプレイヤーとの競
    り合いの中で起こった状況と解釈しています。
    また、タップは、競り合いの相手プレイヤーをかわすために任意の方向へボールを
    飛ばした行為ととらえ、「たたき出す」「はじきだす」等の行為と違い、コントロ
    ールの始まりと判断しています。

    上記をふまえれば、
    Aが再びボールを支え持ったり、両手で同時に触れなければ、ドリブルをすること
    は違反にならないと判断します。

    たつ様 判りますか?v(^▽^)v

    今回の状況は現場を見ておりません。コントロールか否か等などルールの適用は審
    判の判断に委ねられており、文字だけでは私の状況解釈と他の方のそれとでは差異
    がでる場合もあると思いますが、概ねこんな感覚でとらえてみました。


    バスケットボール競技規則ですが、JBA公式ホームページ上で現在載せているも
    のは2009〜です。
    来月には2011〜が発刊になるはずです。
    ただし、各カテゴリーで新ルールへの適用時期が違いますので、審判をされておらずプレイヤーのみで活動されているのであれば2011〜の発刊を待った方がよろしいかと思います。

    これからもどうぞよろしくお願いいたします。


        

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