審判の悩み事
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No6152 の記事


■6152 / )  スクリーンについて
□投稿者/ 師匠! 軍団(148回)-(2015/10/05(Mon) 00:55:43) [ID:uEsv7mpq]
    以下の文章は ブログにアップしたものを転載しています。


    皆様のご意見を伺いたいと思います。




    ==========
    バスケットの審判として 【シリンダー】という概念は 絶対的に理解しておかなければなりません!



    競技規則では 以下のように定義されています。

    ==========
    第33条 からだの触れ合い

    33.1 プレイヤーの位置とシリンダーの考え方

    プレイヤーがコート上で普通に両足を開いて位置( ノーマル・バスケット
    ボール・ポジション) を占めたとき、
    そのプレイヤーが占めている位置と その真上の空間をシリンダーという。

    シリンダーの範囲は、次のように決められる( 図5)。

    (1)前は、手を普通に上げたときの手のひらの垂直面
    (2)うしろは、尻の垂直面
    (3)両脇は、腕と脚( 足) の外側の垂直面

    ひじを曲げてもよいが、手や腕を前に突き出したり横に極端に広げたりしてもシリンダーが広がったことにはならない。

    両足の間隔はプレイヤーの身長によるが、極端な広げかたをしてもシリンダーが広がったことにはならない。
    ==========



    それを現しているのが この図です。
    (こちらでは図が貼り付けられませんので、競技規則P54 図5を参照してください)





    日本公認のバッジを胸につけていても…


    その概念を漠然と捉えていたり そもそも そんな概念を理解していない審判員も多々見受けられますが…(苦笑)




    今日のブログは そんな人達に対する辛口な内容では無く その概念に向き合う 真剣な問いかけです!






    バスケットボールで 特徴的なプレイといえばは【ポストプレイ】と【スクリーンプレイ】です。


    今回は その【スクリーンプレイ】に関するエントリーです。








    競技規則で明記されている【スクリーン】とは 以下のように定義されています。



    ==========
    33.7 スクリーン
    スクリーンとは、プレイヤーがあらかじめ任意の位置を占めることによって、
    ボールをコントロールしていない相手チームのプレイヤーがコート上の望む位置に
    行くことを遅れさせたり妨げたりしようとするプレイのことをいう。

    (1)次の2つの条件を同時にみたしているときに起こるからだの触れ合いは、
    規則で許されるスクリーン(リーガル・スクリーン)である。

    @ 止まっていてシリンダー内でからだの触れ合いが起こる。
    A 両足が床についていてからだの触れ合いが起こる。
    ==========



    ここで取り上げたいのが 文中に出てくる【シリンダー内】という一文です。



    シリンダーの概念は 先程の図を参考にすればいいと思いますが…




    身体から 水平に広げた肘までは 自分のシリンダーだと この図が語っています!




    足に関しては 極端に広げてもダメだと述べている事からも 少し曖昧な部分もあります。(笑)




    突き詰めればね…


    肩関節から 肘関節を床と平行に伸ばしたところまでが 自分のシリンダーとして認められていることになります。





    でも


    バスケットに少しでも関わっている人なら判ると思いますが…




    スクリーンをセットするプレイヤーは…

    自分の身体を守る意味も含めて、胸や急所を 腕をクロスしてガードするか、

    手をダランと下げて 自分の胸や肩で 相手に対して 壁を作るのが一般的だと思います。






    少し疑問が湧きませんか?




    壁を作るとき 競技規則的には シリンダーの概念が適用されます…



    要するに

    肩関節から肘関節までを 床と平行に伸ばしたところまでは シリンダーとして認められているんです!




    さて

    ここからが疑問です。



    スクリーンの時に 肘を張らないのは何故でしょう?





    もっと端的に言えば…


    スクリーンの概念の図のような姿勢で 壁を作らないのは何故なんでしょう?
    (こちらでは図が貼り付けられませんので、競技規則P54 図5を参照してください)




    あそこまで肘を拡げればスクリーンも有効になると思うんですけどね〜

    ((*´∀`*))






    ちなみに

    先日 とても偉い審判員(国を超えて活躍するレベル)と意見交換した時には…


    そこまで拡げた肘は イリーガルだと断言されてました。






    私的にも そんなスクリーンは認められないと思っているのですが…

    (実際に ゲーム中に 審判員に対してアピールもします)



    それを裏付ける根拠を 競技規則の中で 見つけることが出来ません!




    ってかね


    スクリーンという とても特徴的なプレイだからこそ もっと細かな定義が 今後必要になるのかもしれません。







    ただ…


    『その肘は イリーガルですね』

    と回答した方に聞いてみたいです…





    『それは 競技規則の どこに書いてありますか?』 と



    繰り返しますが 私も そのスクリーンは イリーガルだと思ってます!




    でも、審判員としては 競技規則の中に その根拠を求めなくてはなりません。





    それともなんですか…




    偉くなれば 自分なりの解釈でゲームをコントロールしてもいいんですか?


    バッジの格が上がれば 競技規則の正しい解釈よりも 個人のバスケット観が優先されるんですか?





    私は思います。



    どんな時でも…

    その判定を下した根拠は 競技規則の中になければならないと!








    改めて…




    スクリーンをセットする時に…



    図のようなセットは リーガルですか? イリーガルですか?
    ==========







    こんな記事をアップしたわけです…




    多くのご意見をお待ちしております。


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