審判の悩み事
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No6722 の記事


■6722 / )  Re[8]: トラベリングについて
□投稿者/ 師匠! ベテラン(218回)-(2016/07/17(Sun) 23:05:47) [ID:uEsv7mpq]
    No6720に返信(たまに帯同審判さんの記事)
    > トラベリングについての話でしたので、少し割り込みさせていただきますがよろしくお願いします。
    >
    > ミニバスのACをさせていただようになり、合わせて帯同審判も徐々にですがさせていただくようになりました。
    > 自分の選手時代にも審判の経験はほとんどなく、ミニバスにかかわるようになってからまだ3年くらいしかたっておりませんが、練習試合や交流戦などの時に審判を経験させていただいております。
    > なかなかうまくいかずに、チーム関係者から「いまのー」ってよく言われてしまいます。
    > 最近ようやくファールについては少しづつですが感じ取れるようになり、吹けるようになってきましたが、トラベリングはいまだうまく吹くことができません。
    > 外で見ているときには、今のトラベリングとわかることが多いのですが、中でやっているときには、ボールとその周辺の意識が強いせいか、保持者の足元がうまく判定できないことが多いように思います。
    > どのようにしていけばうまく取り上げられるようになるのか、皆様のアドバイスいただけますよう、よろしくお願いいたします。
    > 割り込んだ形で済みませんが、お許し願います。
    >



    少し話が長くなりますが ご容赦下さい。


    何度かこの店でも述べたことが有り…

    合宿などでは いつも話すのですが…


    バスケットの最初のルールに 以下の文言が有ります。



    ==========
    ボールはサッカーのボールを使用し、片手あるいは両手で、どの方向にパスしてもよい。

    ボールは片手、あるいは両手でどの方向にたたいてもよい。ただし、拳でたたくのは禁止する。

    プレイヤーは、ボールを保持して走ることは出来ない。
    また、ボールをキャッチした地点からパスをしなければならない。
    かなりのスピードで走っているときに、ボールをキャッチした場合は、もしストップしようと努力しているならば、一、二歩は許されることもある。
    ==========



    ボールを保持した地点から走ってはいけません!

    これが 現在のトラヴェリングの原点なんです。




    ボールを保持した時点からパスしなければならないし シュートも同じだったはずです。




    ん??

    保持した地点??



    人間って 二本足で立つ生き物ですよね?(笑)



    となると…

    空中でボールをキャッチして 両足同時に着地した時って どちらの足も【保持した地点】になりますよね〜


    空中でボールをキャッチして 右足・左足の順で着地した時って 右足が【保持した地点】になりますよね〜


    その【保持した地点】を軸にステップを踏むのが 現在のピヴォットと言われるプレイになるわけです!


    だって…

    その地点を維持していますから・



    【その地点】から次のプレイを始める!  というのが 最初の決め事であり原点なんです。


    その本質を変えること無く…

    ボールを保持したプレイヤーが そのボールを自分自身で【移動】させる術が 現在のドリブルです。



    ここで 少し考え方を変えてみてください!

    昔からよく言われているワードに 「三歩はトラヴェリング 二歩までははOK!」



    これね…


    おそらくですが…


    ==========
    もしストップしようと努力しているならば、一、二歩は許されることもある。
    ==========


    これがベースになっているはずです。


    現在のルールでは 【ひとつづきの…】 なんて表現が用いられているはずです。


    要するに ひとつづきの動きの中では 一歩! 二歩!! で 三歩めが床につく前に パス又はシュートをすればいいわけで…


    これを拡大解釈して 「三歩はトラヴェリング 二歩までははOK!」 と認識されているわけです。


    これを基準にしてしまうと トラヴェリングを正しく判定できません!


    だってね…

    基本は 【その地点】からなんです・


    ランニングシュートのような 【ひとつづきの…】が 特殊な事例なんです。




    まとめますね!

    通常のドリブルを始めるときには…


    【その地点】から始めなければならないんです。


    現行のルールでは 【その地点】に接している足が 床から離れる前に ボールを手から離さなければなりません。



    そりゃそーですよね!


    【その地点】に接している足が床から離れた後に ボールが手から離れれば…


    ボールの移動が 【その地点】から成されていないのですから!!




    キーワードは 【その地点】



    しっかりと見極められる審判でありたいですよね〜

    (*^^*)


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