考え方… その弐


前回の続き…
考え方(人としての生きる姿勢)が何故重要なのか?
例えば 学業における結果(成績)は、数枚の答案用紙を前に、何もみないで、限られた時間内に答えを出すことが求められています。
これらは、記憶力や頭の回転の速さが重要であり、いわゆる天賦の才【能力】の部分に大きく左右されます。
しかし、社会に出ると若干変わってきます。
仕事に関して言えば、覚えていないことは資料などで調べればいいのです。
ここで求められる事は、必要な事がきちんと整理・ファイルされていて、必要なときに速やかに取り出し、参照できるかどうか? が求められる事になります。
仕事をこなすのが遅いのであれば、その分時間を掛ければよいのです。
大事なことは、多少時間が掛かっても、責任を持って与えられた仕事・任務を成し遂げる! という事なのです。
苦手な仕事であれば、仲間に協力を求めればいいのです。
京セラ㈱の創始者である稲盛和夫氏は、仕事においては【能力】よりも重要になってくるのが やる気【熱意】と 人としての生きる姿勢【考え方】と述べ、次の式を提唱されています。
人生・仕事の結果 = 【能力】×【熱意】×【考え方】
能力10、熱意10、考え方10の人であれば、仕事(人生)の結果は1000となります。
例えば、能力が5しかなくても熱意が20あれば、能力が劣っていても1000の結果が出せる事になります。
自分の能力を鼻にかけ努力を怠った人よりも、自分には能力がないと考え、誰よりも情熱を燃やし努力した人の方が、はるかに素晴らしい結果を残す事が出来るのです!
そして、もっと大事なことは…
【考え方】にはマイナスが存在する! という事なのです。
【能力】・【熱意】にはマイナスがありません。 能力の低い人もいるでしょうし、熱意に乏しい人もいるでしょう。
しかし…
上記の式は積算なのです。 少なからずプラスにはなっていきます。
問題は【考え方】がマイナス(間違っている)な場合なのです。
どんなに【能力】と【熱意】があっても、【考え方】が間違っていると、それらの積(掛け算の答え)はマイナスになってしまうのです。
例えば、能力のある人が悪事を働くことに情熱を注げば注ぐほど、その結果は大きなマイナスとなってしまうのです。
これ…
スポーツの世界でも同じだと思いませんか?
だから、私は【考え方】に拘るのです!!
仕事にしろ・スポーツにしろ、明るく素直な心を持って、前向きに取り組まなければなりません。
そして、それらは正しい【考え方】のもとに行わなければならないのです。
それが人生や仕事・スポーツで素晴らしい結果を得るために大切なのだ…ということを理解してください。
人に何かを教わる時、その根底にある【考え方】を学べる人間を目指してください。
くどいようですが…
大事なのは 【考え方】 なのだと思います!
偉そうで すみませんでした… 


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