そうかい…


先日、県の 日本公認審判総会に参加させて頂きました。
本州の端の片田舎に 現役の国際公認2人と 元国際公認1人が 同じ会場にいるのですから
それはそれは豪華で 贅沢な時間でした。

一番の目的は 新しい競技規則とオフィシャルズ・マニュアルを手に入れる事でしたが…(笑)
最近 私が所属する県…   Y県…
山口県では(笑)…
主要な大会に於いて 講師を招き 指名審判の研修とともに 我々のような 末端の審判員にも門戸を開き 聴講出来るように配慮いただいています。
これはこれで とても素晴らしい試みだと思います。
ゲーム前の心構えから 実際のゲームでの対応  そして、ゲーム後のカンファレンス…
そのどれもが 欠かすことの出来ない大切な事であり そのプロセスを含めての一部始終に関われることは とても勉強になります!
でもね…
その前提って何なんでしょうか?
私的には…
 
【日本公認審判員が ルールに関して 共通の理解をしていること!】 だと思うんです。
確かに 国際審判員や 上級審判員の取り組み方や 判定力を目の当たりにすることは 刺激も受けますし 勉強になります。
でも、それはそれなんです!
その姿を見て  その取り組みを見て  
我々のような 末端の審判員が たちまち同じようなパフォーマンスをする事は出来ないんです!(苦笑)
試合後に こんな会話が交わされるんです…
質問者 「あのケースは プッシングのファウルに見えたんですが どうだったんですか?」
上級  「あれはね…  選手の意図を考えて 次のプレイまで見る方がいいと判断して 鳴らさなかったんだよ!」
質問者・聴講者 「ほ~ … 」
質問者 「あのポストのプレイは トラヴェリングではなかったのでしょうか?」
上級  「は?  何の影響も無かったでしょ!  影響の無いものは 取り上げる必要がないんですよ!」
質問者・聴講者 「ほ~ …」
ここで おおいなる勘違いや 間違った認識を有する審判員が誕生するんです!
(なるほど…  あの程度の接触は ファウルとしてとりあげなくてもいいんだ…)
(あのケースで ポストのあのステップは 鳴らさない方がいいんだ…)
こういった話が 会話として成り立つ最低限の条件は…
バスケットボールという競技に関する規則の 共通理解が不可欠だと 私は思います!
が…
我が県で 規則の理解を深めるための勉強会や講習会が行われた形跡もありませんし 参加した覚えもありません!
私が日本公認になってから 記憶にあるとすれば たった1回…
その時の参加人数も 記憶を辿れば 20人程度…(苦笑)

shinpanのBar
 常連の方なら そのルールの変遷や 条文の変更も含めて 
【トラヴェリング】というヴァイオレイションの成立要件と 成立時期は理解されていると思います。
この一文の重みですよね…
==========
また,プレイヤーがボールに触れているとき(触れたとき)でなければ,トラヴェリングのヴァイオレイションは成立しない。
==========
興味のある方は この一文が 何時? 競技規則に追加されたかを調べてみてください。
これにより それまで曖昧だった トラヴェリングの成立時期が明確になったんです!
でもね…
現実に このルールを知らない 日本公認審判員が沢山いるんです!
「特別な処置」や「処置の訂正」などの 滅多に遭遇しないルールの事ではないんですよね~
トラヴェリングという バスケットのゲームにおいて ファールと同じくらい ゲームの勝敗に直結し 
その展開さえも左右しかねないヴァイオレイションの理解が 日本公認のバッジをつけている人の中で 統一されていないんです!!!
そんな人間を集めて 「あのケースのトラヴェリングは…」 なんて偉い人の話を聞いて
それが その審判員のためになると思いますか?
それが 選手のためになると思いますか?
同じプレイなのに ある審判員の時は徹底的に取り上げられ ある審判員の時は全く取り上げられない…
確かに 審判員も人間ですから ミスもするでしょうし 吹き逃しもあるでしょう…
けど
それが そもそもの認識違いだったとしたら どう思いますか?
厳しいことを言えば…
それが 審判員の勉強不足に起因するものだとしたら 皆さんは どう思いますか?
先日参加した 日本公認審判総会で こんな事がありました。
ドリブルに関してのルール変更があったのですが… (内容は 以下の通り)
==========
第24 条24.2-(2) の条文の表現を「相手チームのフレイヤ一にボールをたたき出される」から
「ボールが相手チームのフレイヤ一に触れる」に改めた。
すなわち,次の場合には, ころかってしまったボールをリカヴァーしたときにあらだな
ドリブルを始めてもヴァイオレイションにはならない。
●ドリブルをしている間でもドリブルが終わったあとでも,相手チームのフレイヤ一にボールを
たたき出された場合
●相手チームのプレイヤーが積極的にはたらきかけなくても,ドリブルをしている間のボールが
相手チームのプレイヤ一に触れてドリフラーの意図せぬ方向にころかってしまった場合
●ドリブルをしている間にドリブルをミスしてドリフラーの意図せぬ方向にころがってしまった
ボールが相手チームのプレイヤーに触れた場合
ただし,ドリブルをしている間でもドリブルが終わったあとでも,ボールをコントロールしている
プレイヤーが故意にボールを相手チームのフレイヤ一にあてたり触れさせたりした楊合は,
ボールがドリフラーの意図せぬ方向にころがったとはみなさない。
したがって, このような場合はこの規定は適用されず, ボールをリカヴァーしたあとあらたな
ドリブルをすることはできない。
==========
先日 Barでは議論した部分です。
ポイントは 「ファンブル」という概念は変えずに 「ファンブル」以外のケースでも 
ドリブラーが ボールをリカヴァーした後 再びドリブルが出来るケースを整理した!
という事なんです!(判るかな…)
ここをね…
県の審判長が なんか あやふやな説明で ちょっと間違った解釈で話し出したんです。

役員の方が 「それはちょっと… どうなんですか…」みたいな突込みをいれたんですが…
その時の審判長の対応が…
「ま ちょっと判りにくいんですけど 何か疑問のある方は また後日 所属する地区や連盟の審判長と しっかり相談して みんなで勉強しましょう!」
こんな感じの発言をされたんです。
あのね…
今日の会の名称は判ってる???
山口県の 「日本公認審判総会」ですよ!
ここで明確な答えを出さずに 地区や連盟で 独自の勉強をして 独自の解釈で理解していいんですか?????
少なくとも 「時間が無いので この部分に関しては 後日 明確な回答をご連絡します!」 じゃないんですか?
こんな大事な部分をはしょって なんか FIBAの映像を流して あれはファウルだとか あれはチャージングだとか くだらない時間を…
はっきり言って 呆れました…
映像を見て勉強することが無駄なのではなく ルールの共通理解の無い状況で そういった映像に時間を費やす事が 無駄だと思うんです。
このルール変更は その内容よりも その概念がとても重要なんです!!
ルール作成者の意図 そして それを より判りやすく 日本語にて表現するために苦労されている 日本協会の方々…
そこを掘り下げずして 何がFIBAの映像ですか?  何が日本公認総会ですか?
有望な若手を より高いレベルに押し上げることも 確かに大事でしょう…
そんな事も チラッと言ってた気がします。
でもね…
上を目指すことだけが 日本公認の仕事じゃないんです!
底辺の拡大を支える事だって 立派な日本公認の役目なんです!!!
「レベルの高い試合だから 審判の勉強になるよ!」 
なんて もっともらしい理由で 強豪校の練習試合に キャッキャッと出かけ 指導者の機嫌を伺う日本公認…
それ…
間違ってますから…
レベルが高かろうが 低かろうが 判定基準は一切変わりません!
それは 全て競技規則に書かれてある通りです。
ただ、レベルの違いによって 取り上げるべきかどうか? は変わってきます!
これが 判断基準。
このブログは 県審判部の中枢を成している方も こそっと読まれていると思います。
私みたいな下っ端が 何をほざいてるんだ…  と思われるかもしれません。

私は思います…
素晴らしい笛を吹かれる審判員であっても イコール 素晴らしい指導者ではあるとは限りません。
素晴らしい実績をあげておられる審判員 イコール 正しい事を仰ってる訳ではありません。
難しい事ではありますが、先ずは 皆の【判定基準】を統一する努力をしませんか?
その上で 夫々の【判断基準】について語り合いませんか?
それを追い求める姿勢こそが プレイヤーズ・ファースト に繋がると思いませんか?


8件のコメント

  1. SECRET: 0
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    おはようございます。
    するどいコメントにただただ脱帽。
    上から目線でのルール変更点の説明、質問するも・・・・即答出来ず(それはそれで理解できます)日本協会に問い合わせ後に通達します。。
    が・・・・その通達を見たことが無く。。。
    はたまた、質問・意見するほうも、一部の重鎮さんの役員を揶揄する意地悪な愚問。。。。
    私はそんな『総会』が大嫌いです。
    『総会』と名の付くものは全て駄目・・・・(笑)
    だから・・・・
    『総会』へは行きません。
    「へぇ、そうかい」    へっっっくしょい!!!!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    今回のルール変更は軽微なので、サラッと見て終わりになる方が多そうですね
    でも、バックコートヴァイオレイションなんかは結構複雑なケースを想定しとかないと、判定出来なさそうな・・
    まぁようやく新競技規則手に入れたので、読み込んでみます!

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >羽羽さん
    たまに 何のアナウンスも無く 条文が変わっていたり 追加されている事があるので 気は抜けませんよね!(笑)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    上手く表現出来ませが、例えば味噌汁を作るとします。先ずはレシピ(競技規則)を読み、次に大切な味噌を入れる段階でどういう味噌(問題事象をしっかり把握し消化・吸収済みなのか)を入れるかで出来栄えが全く違う味噌汁になってしまうぞ~と不安を感じてます(笑)三ツ星の味噌汁でなくとも誰もが美味~いと満足できる味噌汁を求めて(^_^)ゞ
    今後も庶民派の師匠!さんでいてください(笑)

  5. SECRET: 0
    PASS:
    興味があったので調べてみました。
    2007年~には既に記載がありました・・
    それより古いものを持っていないので・・
    わかりませんでした (;^_^A

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >中堅コーチさん
    2005年には この一文は無かったんです。
    それまでは、解釈が二分されてたというか…
    不明瞭な部分があったものが、この一文が追加されただけで スッキリしたんです。
    まだまだ競技規則を読み込んでいくと、ん? どうなの?
    なんて部分は 以外とあったりします。(笑)

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