自信を持って…


というアドバイスを良く耳にしますが…
自信を持つ!とはどういうことなのでしょうか?
辞書には以下の様にあります。
● 自分自身の価値や能力を信ずること
● 自分で自分の行動や主義を疑わないこと
そんな意味を知ってか知らずか…
人は無責任にこう言い放つでしょう!
「もっと自信を持って」
「やれば出来るよ」
「夢は大きいほうがいい」と…
確かにそうかもしれないな~ と思ってしまう自分がそこにいませんか?
その一方で、
実際に どうすれば自分を信じたことになるのか?
そもそも、自分を信じる…というだけで何かが変わるのか?
やってはみるものの やっぱり出来ないじゃないか?
等と考えたことはありませんか?
要するに、自信が持てなくて悩んでいる人間に対して「もっと自信を持って」というアドバイスは、何の解決にもならない…
いや…
解決にならないどころか、むしろ 弱っている相手に追い討ちをかけるようなものだとさえ 私は思います。
問題は、
その人が自信を持つことが出来ないでいる事の本質! を見過ごしているからではないでしょうか?
【自信】というのは、人が生きていく上での柱となるものだと私は思います。
そして、それは…
【今の自分をしっかりとみつめて、ありのままの自分を認める】
と言うこと事こそが出発点ではないでしょうか?
自信を得るための出発点は【現状を把握】することです。
現状を把握した上で 的確な状況判断を行い 自分で決断して 自分の意思で行動する!
この行動によって得られるものが【自信】であり、それこそが生きていく上での柱となるのだと思います。
そして、
その柱を、より強固なものにしていく為に 人間は 常に自分の立ち位置を確認し、何度も決断を下し、何度も行動しなければならないのです。
その際に求められる事は、
「正しい決断を下し、正しい行動をする」 という事になります。
それを繰り返すことによって、より強い柱が自分の中に出来るのだと思います。
そして、
もっと大事な事は…
その柱を支える土台(考え方)が正しいものでなければならない!という事なのです。
正しい土台(考え方)の上に構築された【自信】 
それこそが 【揺るぎない自信】と言えるのかもしれません。
指導者として 先ずは 自分自身が 【正しい考え方】を身に付ける事は当然ですが…
選手の指導という分野においても 「プレイの形・方法」を教える前に 【正しい考え方】を身に付けさせる事が求められているのではないでしょうか?
そこを置き去りにして付けた自信は いつか崩れる気がしてなりません。
自分自身に もう一度言い聞かせて 明日からの練習に向き合ってみたいと思います。


1件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    師匠さん。自信をもって…や、頑張って…って言葉は、時に残酷ですね。
    ただ、調子いいときに
    言われると、
    なんだか素直に、受けとめてる自分がいます。
    勝手ですょね…

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