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次のような言葉を耳にした事がありますよね？
「自分の思った通りに行動しなさい！」
「あなたが正しいと思うことをやればいいのです！」
もしかしたら　自分自身も　こういった言葉を誰かに投げてきたかもしれません。
実に聞こえが良く、相手の意思を尊重している様なセリフではありますが…
実際のところはどうなのでしょうか？
このセリフの前に　どれだけの会話があったかは判りませんが…
少なくとも　私が上記のセリフを口にした時は…
それは　その人の行動に何ら興味がない！　場合だったと思います。（苦笑）
以前の記事　　変化を求める勇気…　　にも書きましたが…
人間は己の行動を正当化し、安定を求め、自分にとって都合のよい解釈をし、楽に生きていこうとする能力があるのだと思います。
自分は間違ってない！　…と思いたいのです。
しかし、それだと　現状は何も変わらないのです。
自分が正しい！　と思っている事が　常に社会の常識とは限らない！　
…という事を　人は謙虚に考えなければならないと思います。
だからこそ人間は、
「正しい決断を下し、正しい行動をする」際に　的確なアドバイスをしてくれる「第三者」が重要になってくるのです。
それは親であったり友人であったり、又は先生や指導者…　という事になるのだと思います。
私は　山口大学女子バスケットボール部に関わっています。
選手にとっては　「第三者」な訳です。
その責任の重さを　日々感じながら　又　そういった立場でいられる事に感謝しながら生きています。
で
私が選手の指導に関わっている中で　ブレない信念として持っているものの一つに以下の様な考えがあります。
バスケットボールというスポーツを通して　どれだけ多くの人に支えられているかを考えさせる！！

親・兄弟・仲間・指導者…
この辺りは当然として、対戦相手・練習相手・審判員・ＴＯ等のスタッフ・大会運営者…
目に見えないところでは　もっと多くの方が支えてくれているはずです。
物・道具・施設にも支えてもらっている事になりますし、そこに関わっている人達（生産者や営業マン）にも　間接的には支えられているのだと考える事が出来ます。
これね…
どんな指導者と意見交換をしても　みんな同じ様な考えは持っています。
保護者の方も　似たような事を仰っています。
でもね…
本当に教えてあげなければならない事は…　
【そういった　いろんな人に支えられているんだよ！】　という事を教えてあげるのではなく…
【そういった　つい忘れがちになる部分に気づける！】　という力（考え方）を　身に付けなければならない！
という事なのだと　私は思います。
そういった事に　気付けるかどうか？　これがとても重要なのです。
だって…
気づかない人間は　何事においても感謝する必要性を感じる事がないからです！
私は　バスケットボールというスポーツを通して　【気付きの力】を養って貰いたいと思っています。
味方の思いや状況に気づく…
空いたスペースに気づく…
相手の狙いや動きに気づく…
激しく動き回るスポーツだからこそ　瞬時に　そういった事に気づけるプレイヤーは　良いプレイヤーですよね？
そんな　【気づきの力】は　人間力を高めるのに　とても重要だと思います。
そして、その力を身につける事によって　本当に学んで欲しいことは…
「挨拶」であり「礼儀」であり「感謝」なのです。
しっかりと挨拶が出来る人間になってください！
正しい礼儀作法を身に付けてください！
感謝の心を持ち続ける人間になってください！
そんな考えを　常に忘れない指導者でありたいと思っています…
山大の練習は　体育館入口に散乱している　履物（他の部活の物…）を揃える事から始まり　練習終了時も　履物を揃えてから　玄関前に集合します！
願わくば　自宅や出先でも　同じことが出来る様になって欲しいですね～
(*^。^*)

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