トラヴェリング…


バスケットボールというスポーツと真剣に向き合う審判にとって 実に難しく 時に勝敗を決する様な状況で起こるヴァイオレイションであり
その判定を正しく下すためには 先ず 競技規則を正しく理解した上で…
それを オンザコートで その現象を正しく捉え ゲームの流れを考えながら 取り上げるべき時に 躊躇なく取り上げる!
そういった決断力を養うのが 実戦経験であり 多くの失敗なのだと思います。
競技規則を理解しただけで 判ったような気になり 得意気にトラヴェリングを語ったとしても…
実際にオンザコートで取り上げる事が出来なければ 只の頭デッカチの プレカン得意な言うだけ審判になってしまいます。
何だかんだと言って どの県であっても 【日本公認審査】というのはシビアなものです。
その審査をクリアした人達は 様々な経験を積む中で 
時に罵声を浴び…  時に勝敗を左右する場面で決定的なミスジャッジをしたり…
時に安易な判断で取り返しのつかない判定を下したり…
多くの悔し涙を流しながら そのバッジを胸につけているのだと思います。
(ま そんな苦労を味わう事無く 公認バッジを取得している方もおられますが…)
だから JBAのバッジを取得している者にたいしては 常にリスペクトの気持ちを持つようにしています。
当然ですが その難関を乗り越えた努力に対して敬意を表した上で! です。
そんな事を知っているのかどうかは判りませんが…
平然と 公認審判を批判し その人が下した判定があーだこーだと文句を言っている人がいるのが とても残念でなりません!
何故 その人が公認審査をクリアしたのか?
それを考えたら いくつかの判定ミスを取り上げて… 
「あれで公認なんで信じられない! あれならオレの方がマシだ!」 とか
「全然オレの方が上手いぜ!」 なんて言葉は とても口から出てこないと思います。
そんな人に限って 公認審査をクリア出来ていません。
あの判定が… とか  審査員が悪かった… とか  ゲームが難しかった… とか
そんな事じゃないんです!
審査をクリア出来ないと言う事は 本人に 何か足りてないものがあるんです!!
そこに気付かない以上 その人に進歩はありません。
審判に限らずです…
さて
本題です! (;´∀`)
1対1の場面…
オフェンスがボールを保持した状況で ディフェンスも抜かれまいと ボールに対して胸を向けて 決してコースを譲らない…
オフェンスは 軽いジャブステップでディフェンスを揺さぶりながら 仕掛けるタイミングを狙っている…
審判も その時を待ちながら 不当な手や体の使い方 また ヴァイオレイションに気をつけながら その攻防を見極めるべく 良いポジションを探している…
次の瞬間 オフェンスが オープンステップで ディフェンスの脇をすり抜けようとドリブルを始める…
その時…
少し焦ったオフェンスが ボールの突き出し(手放すタイミング)が遅れて ピボットフット(軸足)が床から離れた後から ボールを床に突き出してしまった!
審判:(あっ! 軸足が離れた後に ボールを突き出した!)
ピッー! トラヴェリングー!!
良くあるケースで このタイミングで笛を鳴らしている審判が 今でも結構いると思いますが…
これ
ルールを正しく理解していない 間違った判定です。
審判として どこに問題があるか理解できていますか?
詳しい条文は割愛しますが… 
ボールを手放した時は まだトラヴェリングというヴァイオレイションは 成立していません!
この状況であれば 軸足を床から離したあとでも パスやショットは可能なわけです。
要するに 手放すことでトラヴェリングのヴァイオレイションが起こることは 規則上有り得ないんです。
上記の場合は 床に弾んだボールに再び触れた瞬間に トラヴェリングが成立します。
ですから 再びボールに触れる前にディフェンスがファールを起こせば そのファールは ヴァイオレイション成立前に起こったファールという事になります。
以下 その件に関して 6年くらい前の出来事を 【shinpanのBar】 に書き込んだものを 一部抜粋して貼り付けさせて頂きます。
ルールの正しい理解…
難しいですね~  (;^ω^)
==========
2006年でしたが、当時私は 突き出しの際 軸足が床から離れた後に ドリブルのボールを突き出して手から離れた瞬間に トラヴェリングを取り上げていました!
(今でも そう思い込まれている方が多く見受けられるのは残念ですが…)
その理由は そのイリーガルに見える突き出しでディフェンスが ブロッキング等のファウルをした場合 明らかに不利になると考えていたからです。
また 阿部先生の著書である バスケットボールのルールと審判法のイラストを見ても そのようになっており 又 そういった記述も見かけた記憶もありました。
今は無くなりましたが 当時 ある方と掲示板上で激論になり 私も 自分の主張を変えませんでした!
その時も 私の意見に同調する方の方が多かったと印象があります。
しかし…
何度も競技規則を読み返すにつれ 自分の主張に矛盾が生ずる事に気付き 意を決して 日本協会に 直接問い合わせをしました。
当時の審判部のH氏から直接電話を頂き ルールの説明を受けました。
「突き出した後 再びボールに触れた瞬間に ドリブルが成立し その瞬間に トラヴェリングが成立します!」 との答えでした。
私も 少し食い下がり…
阿部先生の著書や バスケットボールマガジンでの阿部先生の説明と矛盾していませんか? と問いかけると…
判りました! 少し調べてみますね!  という返答を頂きました。
後日 H氏から 直接FAXを頂き 
「阿部先生に直接確認したところ 誤解を招く記述であり 申し訳ありませんでした。 という返事を頂きました。
ルールの解釈は 再びボールに触れた瞬間に トラヴェリングが成立する事に変わりはありません」
というのが最終回答でした。
私の様な どこの馬の骨とも判らない奴に それはそれは丁寧な対応をして頂き 本当に有難かった事を 今でも覚えています!
それからは 本当に一生懸命勉強しました。 (^^♪
古い競技規則をお持ちの方であれば 確認できると思いますが…
このやり取りがあったのが 2006年の秋ごろであり 翌2007年の競技規則の トラヴェリングの解説欄に 以下のような一文が付け加えられました。
【すなわち、プレイヤーがボールに触れているとき(触れたとき)でなければ、トラヴェリングのヴァイオレイションは成立しない】
これ…
2005年の競技規則には記述がありません。
上記のやり取りが影響したのかどうか? は判りませんが…
この一文で とても明確になりますよね! (^^)v
==========
審判も大変なんです! (*^。^*)


12件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    審判って本当に大変ですよね。
    いつもそう思います。
    審判を教えてやるから、
    ありがたく思え。
    俺と一緒に吹けるなんて光栄と思え
    滅多にないんだから
    と言われた友人がいます。
    しかも、日本公認のとても素晴らしい審判長の
    ジャッジに対して
    たいしたことない奴だ。
    と超批判されたそうです。
    友人は、バスケ経験はあるけど、審判に関しては、沢山学び経験していきたかったようですが、
    あらゆる審判に対する批判と人間否定をする方には審判を教わりたくないと思ってその方と距離をおいたようです。
    友人は、まずミニや中学、高校や様々な分野の試合と審判修行をして勉強や講習会など何年もかけて勉強していると、
    突然、電話がかかってきて、
    あいつらの指導(日本公認)で審判なんてできるとおもうな、
    俺がバックにいてやるから…
    俺にまかせておけと半分おどしもあったようですが
    その話を聞いたとき、色んな人がいるんだなと思いました。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >保護者さん
    あらあら…
    いろんな方がおられますね~(苦笑)
    その友人の方が 他に いい仲間や いいアドバイスをくれる先輩と巡り合って
    いまでも審判活動を続けていてくれたら 嬉しいんですけどね~
    ちょっと気になるところではあります!

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >hachizoさん
    正しく理解し その理解を 実戦経験を重ねる事により 自分のものとしていく!
    いやいや…
    私だって 今でも 吹き漏らしが沢山あります。
    本当に 難しいです…
    (;一_一)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    文句も出てしまいますが…
    基本、感謝をしてますf^_^;)
    同じミスジャッジも許せる方と
    「やっぱりこの審判(ーー;)」
    って思ってしまう方が居るのも事実ですf^_^;)

  5. SECRET: 0
    PASS:
    このケース…
    正に私が経験したケース…
    現象で鳴らした自分は
    ブロッキングをコール
    お相手の日公の方は、
    トラベリングをコール
    でした。
    このシーンは、今でもしっかり
    目に焼き付いています(^^)

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >中堅コーチさん
    結局 どっちの判定が正しかったんだろ?
    突き出したボールに 再び触れる前に接触があったなら ブロッキング!
    再び触れた後なら トラヴェリング!
    なのですが…
    もしかして…
    バッジの色が 判定基準だったりして!(笑)

  7. SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは(*^▽^*)
    自分も昔その議論というか
    自分の一方的な考えだったのですが
    トラヴェリングにならないのか
    上の審判の方に話というか抗議というか
    した記憶があります(;´▽`A“
    でもそのときにその方は
    まだ若くくい付いてくる自分に対して
    丁寧に優しく説明してくださいましたm(_ _ )m
    今でも感謝していますm(_ _ )m
    そのときに審判とはこうあるべきというか
    人としての立ち振る舞いを
    教えられた気が今はしていますm(_ _ )m

  8. SECRET: 0
    PASS:
    >もじゃもじゃコーチさん
    実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
    私も そんな人間になりたいものです…(苦笑)

  9. SECRET: 0
    PASS:
    >師匠!さん
    軸足浮いて、ドリブル付き出す!
    頭と肩がディフェンスを抜く!
    オフェンスは、この時点ではボールには触れていない…
    で、ボールに触れるとほぼ同時に
    ディフェンスが接触!
    でした。
    気になったのですが…
    同じケースで、オフェンスがボールに触る前に接触!
    これは、ディフェンスのブロッキング?
    になるんですね…⁇
    同じシチュエーションでも、オフェンスがボールに触れているかいないかで、判定が大きく変わるんですね(;´Д`A

  10. SECRET: 0
    PASS:
    >中堅コーチさん
    そうです。
    再びボールに触れなければ ドリブルは成立しませんからね~
    軸足が離れた後でも バウンズパスは出来ますから!
    本文中にもありますが…
    ボールに触れたときでなければ トラヴェリングのヴァイオレイションはおこらない という事です。
    (^^♪

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