しんぼう…


この時期は 中学生の引退時期になります。

火曜日に行われた 秋季県大予選が 実質的な引退ゲームになります。
(当然、勝てば秋季県大に行けますが…(笑))
今年引退を迎えた2名は かなり苦しい1年間だったと思います。
先輩達は そこそこ上手で バスケットに対する取組みも見習うべき点が多々ありましたが…
新チームになってからは メンバーは5名…
怪我人もいたので 試合なんて夢のまた夢…(笑)
6名の新入生(経験者は1名)が入部した4月末から 今年のチームは始動しました。
実質二ヶ月半…
ホント苦しかったと思います。
そんな中 キャプテンは…
上手くいかない苛立ちを ゲーム中も  仲間に向かって激しくぶつけていました!
ある日、キャプテンの子と話をしました。
「あのな…   この現状で 君が学ぶべき事はなんだと思う?」
「チームメンバーに 君の知識を伝えるキャプテンシーか?」
「それとも 君のバスケット観を理解させる指導力か?」
「残念ながら それは今の君が学ぶべき本質では無いんだ!」
「チーム内で 能力が高い人間…  センスある人間が 絶対的に学ぶべき事…」
「それは 【辛抱】することなんだよ」
チーム内で 能力・センスある人間は 自チームの練習に満足することはありません。
だって、周りが皆下手くそなんですから…(笑)
そんな時に 指導者は どう接するべきなのでしょうか?
(⑴
能力高い子に さらなる成長を促すべく 新たな課題(練習)に取り組ませる?
(⑵
能力別に選手をランク分けして 夫々にとって適当な練習を指示する?
⑴は 普通に落ちこぼれを置き去りにしますよね…
⑵は一見合理的ですが そもそもランク分け自体が偏見にみちてますし…
何より教育的観点が大事な年代の指導にはそぐわないと思います。
私が選択してるのは 第三の選択肢…
【指導のレベルを 一番下の選手レベルに合わせる!】
竜王中学に当てはめれば…
常に バスケ未経験者にフォーカスを当てた指導をする!  
ということになります。
チーム内で上手な子には物足りないかもしれません…
でもね…
竜王中学は プロではありません!  
バスケのできる子が 越境して入部してくるチームでもありません!!
一部のプロ化した大学・高校(中学含む)とは違うんです…
試合に勝つ事を目指してはいますが…
その為に 切り捨てる選手は一人もいません!
26日に 竜王中学3年生の最後の試合がありました。
月末という事もあり ベンチに入る事は出来ませんでしたが…
それなりに頑張っていたよ!  と 対戦相手の先生から話を聞きました。
特にキャプテン!
「以前は 周りの子達に対してイライラしていたのが、今日は 最後までキレる事なく 一緒懸命頑張っていましたよ!」
そんな褒め言葉を頂きました。
これね…
キャプテンにとっても 私にとっても 最高の褒め言葉です!
【辛抱】をテーマに この一ヶ月 頑張ってきたのですから…
O中学の木村先生…
ありがとうございました。
m(__)m
ここで学んだ【辛抱】が…
この先の人生で 本当に苦しい時に…
平常心でいられる人間力を磨けたと言ってもらえれば…
こんなに幸せな事はありません。
どちらにしても…
お疲れ様でした。
次は受験だね!
( ´,_ゝ`)
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ちなみに…
キャプテンから手紙をもらいました。
そこには 次のような一文がありました…
【私の目標は、山大のバスケ部に入る事なので…】
オレ…
辞められんやん…
(; ̄ー ̄)

4件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    師匠!貴重なお話ありがとうございました。
    ミニバスもある意味にてます。基礎練習してると上手い子のイライラや手抜き・・・。この事を僕も考えて子供達やOG.OBに接していきたいと思います!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >atsumushiさん
    人生に於いてもだけど…
    能力の高い子はね…
    どこか必ず壁にぶち当たるんです!
    要するに 自分より上手い子が現れるんです。
    地区選抜
    県選抜…
    全国大会…
    アジア大会…
    世界大会…
    能力ある子を 本当に伸ばそうと思ったら…
    つい天狗になりがちな時期に 覚えさせる事があると思うんです!
    そんな時期に…
    指導者が一緒になって そんな選手を甘やかせる事が どれだけ その子の可能性の芽を摘んでるのかと…
    そんな思いで 今回のエントリーになりました。
    ( ̄^ ̄)ゞ

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