| ■No8533に返信(元3級審判(千葉)さんの記事) > 数年前も話題になったかもしれませんが、回答お願いします。 > > 先日ミニバスの試合で審判をしていた際に発生した事例です。 > A1がパスしたボールを受け取った際に、B1がA1のボールに触れた状態でA1が2歩以上動いてしまいました。相手審判がトラベリングとして処理しましたが、わたしはB1がボールに手をかけていたのでA1が保持していることにはならないため、トラベリングにはならないのでは、と思いました。 > いずれが正しいのでしょうか? > ルールブックの記載がありましたら、ご指摘いただけると助かります。 > > よろしくお願いいたします。
こんにちは。8年目のミニ監督と申します。
私もずい分昔、千葉県の3級審判員でした(笑)。
さて、ご質問の問題について書かせてもらいます。
まず、競技規則のトラベリングの規定は、「ボールのコントロール」が前提となっています。(25-1-1)
ですので、ボールコントロールしていない状態からトラベリングは発生しません。
で、ご質問の件ですが・・・
・A1はボールコントロールしているのか否か
・B1はどのようにボールに触れているか (片手で触れているだけ、両手で掴んでいる・・・)
などによって変わってくると思われます。
A1がパスのボールをキャッチする前でまだコントロールしていなければ、
そもそもトラベリングの対象とはならないと思います。
ただ、キャッチのタイミングでA1・B1両者がボールにしっかりと
両手をかけたのであれば、ジャンプボールシチュエーションを判定すべき
ケースかもしれません。
一方、A1がパスキャッチして既にボールコントロールしていると判断できれば、
その後にB1にボールを触られたことで規則の範囲を超えて足を動かせば、
トラベリングの判定をすべきケースと思われます。
ただ、この場合もB1がボールに両手をしっかりと掛けた勢いで足が動いたとすれば
ジャンプボールシチュエーションの判定をすべきケースかもしれません。
A1のボールコントロールの有無とB1のボールへのコンタクト状況を見極めて、
判定すべきケースではないでしょうか。
細かな状況が判らない中でのコメントで失礼しました。
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