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室町時代の能楽師　世阿弥　の言葉を取り上げてみます。
「初心忘れるべからず」は　最も有名な言葉だと思いますが…
今日は　こちらで！　(^^)v
【秘すれば　花なり　秘せずば　花なるべからず】　　世阿弥　「風姿花伝」より
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「能の神髄」（＝花）は、秘密の奥義としておくところに価値がある。
観客には、その「花」が何であるかわからないからこそ、予期しない感動を与えることができる。
もし「花」を観客に悟られてしまったら、効果は期待できなくなる。
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というのが　 その意味するところのようです。
秘する花（真髄）　を知る事
秘めておく大事さ　を知る事
秘めておくから　花（真髄）となる事
公にしたら　もはや花ではない　という事
これ…　
人生にも通じる深い言葉だと　私は理解しています！
自分の能力・実力を過大評価せず　ありのままの自分を認める…
自分の知識や技術・経歴や肩書きをひけらかせても　人としての価値はあがらない…
むしろ　それらを自分の土台とし　胸の内に仕舞って　人生を生きていく…
その奥ゆかしさや　謙虚さにこそ　人は共感を覚え　尊敬の念を持つ様な気がします…
ま
タイトル通り　「人それぞれ」なので　自分アピールが激しい人がいる事も理解していますし　それを否定するつもりもありません！
あくまで　私的な考えですからね～　(^^♪
で
《自分は立派な人間です！》　と聞かれもしないのに　得意気に自分の事を話す人に、立派な人間はいないと思います！
本当に立派な人は　自分自身の立派さに気付いていないと思うからです。
また　《立派な人間になりたい！》　と思っている人も　まだまだ自分が未熟だという事を判っているでしょうから、「自分は立派な人間だ！」　とは言えないはずです。
（”立派”　という部分を　“一流”とか“正直”に置き換えてみるのもいいかも…）
要するに、
等身大の自分を認めるからこそ　足りていない部分（自分の出来ない事）が判る…
それを克服したから素晴らしいのではなく…　
それを克服しようとしている姿（努力・意識）こそが素晴らしいのではないでしょうか？
自分に足りていない部分と　しっかり向き合っているから　他人に対して謙虚になれる…
だからこそ
自分に足りていない部分を　既に身に付けている人を　素直に尊敬できる…
　
そんな生き方が　私の目指すところでもありますし　そうありたいと思い　行動しています！
とはいえ、
そんな自分勝手な価値観や考え方を　他人に押し付けてしまいがちな自分がいるのも事実です…
(；´Д`A “`
聞かれないうちは　あまり自分アピールや　自慢話はしない様にしていますし　そもそも自慢する事が少ない自分ですが…
一度話し出すと　ついつい　自分の価値観を熱く語るのが　私の未熟な部分だと思います。
奥ゆかしさや　謙虚さって　日本的な美意識なんですかね～
そんな訳で…
もう一度　世阿弥の言葉を考えてみたいと思います。
【秘すれば　花なり　秘せずば　花なるべからず】

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