□投稿者/ H野 一般人(2回)-(2022/07/30(Sat) 13:43:48) [ID:xxdR84Ad]
| ■No8423に返信(NBJさんの記事) > ■No8422に返信(モチさんの記事) > >> >>はじめましてモチと申します。 >>最初の質問の趣旨と変わってしまい申し訳ないのですが、 >>H野様の回答に「残り時間「0.0」でのフリースローは行われないことになっています.」 >>とありました。 >>これはルールブックのどのページに記載されているのでしょうか? >>勉強不足で大変申し訳ありませんがご教示ください。よろしくお願いいたします。 > >> > > > >第8条の 競技時間、同点、オーバータイムの本文では言及なく > > >巻末の インタープリテーションの第8条の8-2、8-3、8-4、8-5 > > >で、それらしきことが列記されていて ・・・・・ > > > ルールブックの 20ページ の 第8条の 【 本文 】中ではなく > > > ルールブックの 124ページ の 【 インタープリテーション 】 の > > 第8条 競技時間、同点、オーバータイム の > > 8-2、8-3、8-4、8-5 です。 >
H野です.
第8条8.8と8.9の条文は,次のようになっています.
8.8 ファウルが,各クォーターあるいは各延長時限の終了の直前に宣せられたときには,審判は,その時限の残りの競技時間を決定しなければならない. 競技時間の残り時間は,最少でも0.1秒以上とする.
8.9 ファウルが,プレイのインタヴァル中に宣せられた場合は,その罰則としてのフリースローは,次のクォーターあるいは延長時限を始める前に行う.
FIBAに質問したところ, 「IRSのあるなしにかかわらず,インタープリテイションの規定を適用する」という回答をもらいました.
したがって, 「“昔”の解説」風に書きますと(笑),次のようになります.
第8条
解説 ファウル(パーソナル・ファウル,アンスポーツマンライク・ファウル,ディスクォリファイング・ファウル,テクニカル・ファウル)が各クォーター,各延長時限の終了とほとんど同時に宣せられた場合は,審判は,IRSが準備されているかどうかにかかわらず,そのファウルがそのクォーター(延長時限)の終了よりも前(競技時間内)に起こったのか,終了よりもあと(競技時間終了後)に起こったのかを,できるかぎりすみやかに,決定しなければならない. この決定は,審判どうしで話し合って決定してもよいし,コミッショナーと相談しても,タイマーなどのテーブル・オフィシャルズの意見を聞いてもさしつかえない. IRSが準備されていて,なおかつ,IRSの使用が認められる場面であった場合(IRSの項目参照)は,主審の判断により,IRSを使用して決定してもよい.
●そのファウルがクォーター(延長時限)の終了よりも前(競技時間内)に起こっていた場合は,その時限は終わりとはならず,規則に定められたそれぞれのファウルの処置によって,ゲームを再開する.
IRSを使用した場合,あるいは,IRSを使用しない場合でも,残りの競技時間が決定できる場合は,ゲーム・クロックの表示をその残りの競技時間にセットしてから,通常のようにゲームを再開する.このときの残りの競技時間は,少なくとも「0.1秒以上」でなければならない(第8条8.8).
残りの競技時間がはっきりと決定できない場合は,残りの競技時間を「0.1秒」として,ゲーム・クロックを「0.1秒」(“00:00.1”)にセットしてから,通常のようにゲームを再開する.
●そのファウルがクォーター(延長時限)の終了よりあと(競技時間終了後)に起こっていた場合は,時限が終わっているので,そのファウルはなかったものとする.ただし,そのファウルがテクニカル・ファウル,アンスポーツマンライク・ファウル,ディスクォリファイング・ファウルであったときは,そのファウルはなかったものとはせず,プレイのインタヴァル中にテクニカル・ファウル,アンスポーツマンライク・ファウル,ディスクォリファイング・ファウルが起こったことになる(第8条8.9).
いずれの場合でも,インタヴァルの時間は,審判の決定が示されてからはかり始める.
そのファウルがテクニカル・ファウルであった場合は,次のクォーター(延長時限)は,インタヴァルが終わってから,相手チームに1個のフリースローが与えられ,そののち,通常の場合と同じように,オフィシャルズ・テーブルから遠いほうのセンター・ラインからのオルタネイティング・ポゼション・ルールによるスロー・インで始められる. このとき,ショット・クロックは,24秒にセットする.
そのファウルがアンスポーツマンライク・ファウル,ディスクォリファイング・ファウルであった場合は,そのファウルは,次のクォーター(延長時限)は,インタヴァルが終わってから,相手チームに2個のフリースローが与えられ(フリースロー・シューターは,それぞれの規則による),そののち,このファウル(アンスポーツマンライク・ファウル,ディスクォリファイング・ファウル)の罰則によるスロー・イン(フロント・コートのスロー・イン・ラインからのスロー・イン)で始められる. このとき,ショット・クロックは,14秒にセットする. このスロー・インは,ファウルの罰則によるスロー・インであり,オルタネイティング・ポゼション・ルールによるスロー・インではないので,スロー・インが終わってクォーター(延長時限)が開始されても,ポゼション・アローの向きは変えない. これらのフリースローの間にファウルが起こった場合は,プレイのインタヴァル中に起こったファウルとして処置する(第8条8.9,第9条9.8参照).
具体例 : 第1クォーターの終了まぎわに,A1がショットをした. ショットされたボールが空中にある間に,第1クォーターの競技時間の終了を知らせる合図が鳴った. 合図ののち,A1がまだ空中にいる間に,B1がA1にファウルをした. そののち,A1のショットのボールは,バスケットに入った.
処置: B1のファウルは,第1クォーターの競技時間が終了したあとに起こっているので,なかったものとする. A1のショットは競技時間が終了する前にA1の手から離れているので,ボールはデッドならず,A1のショットによる得点が認められ,第1クォーターが終了する.
失礼しました. H野より.
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