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Re[6]: 第23条 アウトオブバウンズ(略)
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□投稿者/ ごんすけ 軍団(137回)-(2025/07/11(Fri) 06:15:15) [ID:YH9iHJO9]
| ■No8889に返信(H野ですさんの記事) > ■No8888に返信(ごんすけさんの記事) >>■No8887に返信(羽羽さんの記事) > >>■No8886に返信(ごんすけさんの記事) >>>>■No8884に返信(羽羽さんの記事) > >>>>■No8874に返信(ごんすけさんの記事) > > > H野です. > お世話になります. > > さて,今回のトピックについてですが, > バスケットボールのルールの変遷(歴史)について著わした拙文がありますので, > 少し長くなって申し訳ありませんが,コピペいたします. > 興味のある方はどうぞ!! > 今回のことについて少しでも納得していただければ幸いです. > > > > コート内では「タックル・触れ合い禁止」でも,ボールが外に出ると大乱闘? > “アウト・オブ・バウンズ”の歴史 > > ボールがコートの外に出てしまうことを“アウト・オブ・バウンズ”ということは,皆さんもよくご存じでしょう. > ところが,バスケットボールが誕生したのち,当分の期間は,コートのラインが描かれることはなかったので,“コートの外”という概念はまだ存在しませんでした.当時は,“コート”の外というよりは,ボールがフロアや体育館の外に出てしまったり,体育倉庫(器具庫)に入りこんだり,バルコニーに乗ってしまったり,…,という場合が“アウト・オブ・バウンズ”であったと考えられます.当時,そのような場合は,規則では,「最初にそのボールを保持したプレイヤーに,そのボールをフィールドに投げ入れる権利が与えられる」ことになっていましたから,さあ大変(笑).ボールに向かって何人ものプレイヤーが突進し,相手にボールを取らせないように,また,自分たちがボールを取れるように奮闘するわけです.ところが,このときはプレイが中断しているわけですから,タックルしても相手をつかんでも,ファウルが適用されることはなかったので(もちろん,なぐったり,蹴ったりはダメだったはずですが…?),もう目も当てられません.特に,ボールが階上のバルコニーに入りこんでしまったときなどは,相手を蹴落としながら階段をいち早く駆け上がり,ボールを取ろうとします.一方では,「階段などは遠回りだ」と,直接肩車で仲間をバルコニーに押し上げることもあったそうです.さらにおそろしいことには,「相手が先にボールを保持しても,その人からボールを奪い取れれば,奪い取った者に権利が移る」という,“雑”で“勝手”なルールの解釈が広くまかり通っていましたので,その惨状たるや,想像に堪えません.プレイヤーどうしのトラブルや喧嘩が絶えなかったということです. > コートのラインが描かれるようになってからも,“コートの外にボールが出た”ときは,同じルールが適用されていましたので,コート内ではタックルをしないように気をつけていたプレイヤーたちも,いったんボールがアウト・オブ・バウンズになると,混乱状態になったそうです. > そこで,「最初にボールを保持したプレイヤーに」ではなく,「最初にボールに触れたプレイヤーに,そのボールをフィールド(コート)に投げ入れる権利が与えられる」ことにルールが変更されました(注1).しかし,やはりそれでも,アウト・オブ・バウンズになったボールに最初に触れるために多くのプレイヤーがボールに突進するので,状況はあまり変わりませんでした. > また,大きく広い会場でゲームを行う場合,コートのまわりにあるコート・サイドの観客席にボールが飛び込み,それに向かって突進してきたプレイヤーに観客が巻き込まれてケガをしてしまったり,逆に,観客が,自分の応援しているチームの相手チームのプレイヤーがスロー・インの権利を得るのを妨害したり,ゲームがよくない状態に陥ることが多くなってきてしまいました.そこで,アメリカでは,コートを金網で塀のように囲ったり,金属の細い線を漁網のような(日本の“蚊帳(かや)”のような),メッシュ状に編み込んだネットを天井から吊り下げてコートを囲ったりするようになりました. > > このような状態のコートを外から見ると,“カゴ”[桃のカゴ(バスケット)ではなく,鳥や小動物を飼うためのカゴ]か“檻(おり)”のように見えたので(“ケージ:cage”),この頃から,アメリカでは,バスケットボールのことを“ケージ・ボール:cage ball”とか“ケージ・ゲーム:cage game”と呼ぶ人たちも現れました.そして,バスケットボールをする人のことを,“ケージャー:cager”と呼ぶようにもなりました. > このように施設を工夫したのですが,それでもその金網に突っ込んでしまうプレイヤーが後を絶ちませんでしたので(結局,ケガをしてしまう),さらなるルール変更が模索されました. > そして,1913年から,「ボールをアウト・オブ・バウンズにしたチームの相手チームに,ボールをコートに投げ入れる権利を与える」(1)ことに変更され,さらに,1914年から,「ボールがアウト・オブ・バウンズになったところにもっとも近いところから,ボールをアウト・オブ・バウンズにしたチームの相手チームがスロー・インをする」ということになり,現在に受け継がれています. > 「ボールを持ったままラインに触れてしまったり(ラインを踏んでしまったり),コートの外に出てしまったりする」ことは,そのプレイヤーが「ボールをアウト・オブ・バウンズにした」ことになりますが,1937年からは,ラインの近くでボールを持っているプレイヤーが,相手チーム(防御側チーム)のプレイヤーにプレッシャーをかけられ,ファウルにならない程度の接触が起こったのが原因でボールを持ったままラインに触れたりコートの外に出てしまったときは,特例として,審判は,「ボールを持って外に出てしまったチームにスロー・インのボールを与えてよい」(6)という新しいルールが導入されました.このルールに規定されたケースは,私の個人的な経験でも,特に体幹の弱い中学生や高校生のゲームではよく見られました.このケースは,日本国内では“プッシュ・アウト”と呼ばれていましたが,今になって調べてみますと,残念ながら,やはり“和製英語”だったようです. > 1956年から“30秒ルール”が導入されましたが,このとき,30秒の残り時間が少なくなってくると,攻撃側チームが,ボールをわざと相手にぶつけて外に出してアウト・オブ・バウンズにしてしまい,ふたたび自分たちがスロー・インの権利とあらたな30秒を得る(注2)という行為が横行するのではないかということが想像できましたので,「あらたな30秒を得るためにボールを相手にわざとぶつけてコートの外に出した場合」は,「ボールをぶつけられて外に出してしまった相手チーム(すなわち防御側チーム)にスロー・インのボールを与える」というルールも,同時に導入されました. > 1976年に,前述の,いわゆる“プッシュ・アウト”の規定が,廃止されました.どんな場合でも,単純にボールを持って外に出てしまったプレイヤーがボールをアウト・オブ・バウンズにしたことになることに統一されました(注3). > 1984年から,相手にボールをわざとぶつけてボールを外に出してボールをアウト・オブ・バウンズにしてもよいことになり,うまく相手にぶつけてボールを外に出して,自分たちがボールをスロー・インする権利を得る戦法が合法になりました(注4).すなわち,どんな場合でも,ボールがアウト・オブ・バウンズになる前に最後に触れたプレイヤーの相手チームにスロー・インのボールが与えられることになりました.これは,「ボールがアウト・オブ・バウンズになった場合」は,「30秒計はリセットされずに継続される」ようにルールが変更されたことによります. > 2004年からは,「両チームのプレイヤーがボールをしっかりとつかんだまま,どちらか一方あるいは両方のプレイヤーが境界線やアウト・オブ・バウンズの床に触れたりした場合」には,ヴァイオレイションとはせずに“ヘルド・ボール”を適用し,ジャンプ・ボール・シチュエイションとすることになりました(. > このようなルールの変更の歴史を経て,現在では,コートに出たボールの奪い合いではなく,ルールにのっとったコート内での激しいボールの争奪が繰り広げられ,バスケットボールは,よりダイナミックでエキサイティングなスポーツへと進化しています.さらに現在では,テクノロジーの進歩もあり,ゲームの最後の2分間にボールがアウト・オブ・バウンズになったとき,どちらのチームのプレイヤーが最後に触れたかがわからなかった場合は,ヴィデオの映像(IRS)を用いて確認を行うことができるようになっています(注5). > > ※ 筆者注: > 注1: いつから変更されたかは,資料が手元になく不明だが,1896年のアメリカのルールでは,すでに「最初にボールに触れたプレイヤー」と記載されていたことは確認できる. > > 注2: 当時のルールでは,ボールがアウト・オブ・バウンズになったときでも,30秒計(現在の“ショット・クロック”)は継続されず,リセットされてしまうことになっていた. > > 注3: 当然,「触れ合いがあったのか,なかったのか」,原因となった触れ合いが「ファウルなのか,ファウルにはならないのか」をより正確に判定することが,審判に求められるようになってきた. > > 注4: 「わざとボールを相手にぶつけてもよい」といっても,わざと顔や頭,急所をねらった場合は,“テクニカル・ファウル”や“ディスクォリファイング・ファウル”になるのは言うまでもない. > > 注5: FIBAが,いわゆる“ヴィデオ判定”,IRS(インスタント・リプレイ・システム)を初めて導入したのは,2006年からであるが,このときは,ピリオドの終了まぎわの“ブザー・ビーター”のときなど,「ピリオドの終了が先か」,「プレイヤーの手からショットのボールが離れたのが先か」を確認するためにだけ使用できることが定められていた. > ちなみに,このIRSの導入は,2006年10月1日からで,日本で行われた世界選手権(2006年8月,9月)が終わったあとであった.日本でIRSが正式に使用されるのは,Bリーグが発足してからである. > IRSをゲームの最後の2分間のアウト・オブ・バウンズの確認についても使用してよいことになったのは,2014年からである. > > > 今後ともよろしくお願いします. > > H野 > > > おはようございます。
貴重なアウトオブバウンズの変遷 パソコンのお姉さんに2回読んでもらいました。
『ケージャー』、相当前に知りました。 もしかしてこの文章、、、H野です様の作品ですか!?
わたくし感服いたします。
話は変わり・・・・ 個人的には やっぱりこれ!! 『グレー』なんだ、と思います。
どこでルールが独り歩きしたのか・・・・ (明確な記述が競技規則、オフィシャルズ・マニュアルに記述なく)
@Aのスローイン ABのスローイン
当該審判の判断による。
私的にはこれが結論ですかね!?
あははははー
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