才能…


ミニバス や 中学では こんなセリフを 良く耳にする事があります…
「あの子には才能がある! それを 何とか開花させてあげたいんだけど…」 とか…
 
「見てくださいよ~ あの子の才能を! このチームは あの子の出来に掛かってるんです!」 とか…
まぁ…
そう言われて見ると 確かに 身体能力はありそうだし バスケットセンスもありそうだ。
確かに その子を中心にチームを作っていくと それなりに勝てるチームは出来そうだ。
でも…
ここに 小さな落とし穴が潜んでいると 私は思っているんです!
指導者が そういった視点で選手やチームを見ることによって 【人間的成長】が疎かになっていくと思うんです。
ましてや 「才能を開花させてあげる!」 なんて考えは 一見してその子の為を思っている発言に聞こえますが はたして そうなのでしょうか?
私には 「その子を成長させて 能力を開花させる事こそが 自分の指導力なんだぞ!」 とさえ言っている様に感じます。
バスケットは チーム対チームのスポーツですから 当然 相手を倒す(勝つ)事を目標に 努力をしなければなりません。
しかし…
勝つ事を優先に考え 先に述べた様な 「才能ある選手」を鍛えることにより そのチーム力をアップさせようとしたとき、その先に 落とし穴が待っているのです!
それは… 
開花させた! と思っている選手の 自惚れ や 慢心 だと 私は思います。
それは 【人間的成長】を 疎かに 又は 軽くみた結果だと思うんです。
ミニバスでは凄いプレイヤーだったのに 中学に入ったら チームで浮いた存在になり 挙句には バスケットを辞めてしまう…
ミニ~中学では チームの絶対的エースだったのに 高校に入ると のしかかる期待や チームの伝統・規律に押しつぶされ 並みの選手として 高校生活を終えてしまう…
私は そんな選手を 数多くみてきましたし バスケットに関わっている皆さんも そんな経験をお持ちではないですか?
人には それぞれ個性があり それぞれに持って生まれた 【才能】 があると思います!
しかし それは 指導者が 《開花させてあげる!》 ものではないと 私は思います。
そんな環境で育った選手は 少なからず 天狗になったり のぼせてしまうものです。
【才能】 は 《自分で開花させる!》 ものであり 我々アマチュア指導者が成すべきことは 
《自分の才能に気付く!》 事が出来る人間に育ててあげることなのではないでしょうか!
仁義礼智忠信孝梯
南総里見八犬伝ではありませんが…
【人間的成長】とともに 自分の才能に気付き 自ずと開花するものだと 私は信じています!
バスケットに関わった人間が 全て バスケットに対する才能を持ち合わせている訳ではありません。
バスケットというスポーツだけ(特に 勝敗に拘る方)を教えている方は ごく一部の 才能溢れる選手以外の これからの人生を どう考えているのでしょうか?
【人間的成長】 を最優先に考え その中で バスケットボールというスポーツと どう向き合うのか?
ここさえブレなければ 選手達は 何れ 自分の隠れた才能に気付くものではないでしょうか?
もしかしたら マネージャーとしての才能があるかもしれない…
もしかしたら 指導者としての才能があるかもしれない…
もしかしたら バスケットというスポーツを通して スポーツ心理学の道に進むかもしれない…
そんな自分の才能に気付いたとき…
それを どう表現し  みんなに 又は 社会に認めてもらうために どんな努力をしなければならないか?
バスケットを教えていく中で  「努力しなさい!」 という事は そんな事を教える為なのではないでしょうか?
【努力】 によって得られるものは 自分の中に眠っている 【才能】 だと 私は思います!
だからこそ 才能のあるなしに関わらず 目の前にある課題に対して 努力を怠ってはいけないのです。
目の前の課題に対しての努力が報われなくても その努力は 決して無駄にはなりません!
努力する! という姿勢こそが尊いのです!
何故なら…
その姿勢を持ち続けていれば きっと 自分の【才能】を開花させる事が出来るからです!!
私が バスケットボールというスポーツの指導者として 一番拘って 取り組んでいる部分です。
いつもの事ですが…
文章が長くなってしまいますね~ (^_^;)


6件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    知り合いの子で、毎日コツコツ努力しているミニバスプレーヤーがいます
    憧れの選手みたいになりたいと
    練習ばかりしています
    その子のご両親は、
    私生活と学校の勉強も
    きちんやらなければ、
    バスケは辞めさせると
    約束しているようです
    頑張ってほしいな~っておもいます

  2. SECRET: 0
    PASS:
    こんにちは(*^▽^*)
    自分の周りでもたまに耳にします
    「今年のチームは
    才能のある選手が少ないから勝てない」
    それはね ゛(`ヘ´#)  あなた・・・・・
    はぁ~ って思います┐( ̄ヘ ̄)┌
    あっ いかんいかん冷静に(;´▽`A“
    違うのではと思います
    全ての選手が色々な特徴や長所や短所があり
    それをどう教え伝えて
    チームとして個々の個性を理解し
    組合せていくかが自分のすべき事のひとつだと
    またそういった環境作りもおこないながら
    自分の引出しを増やしてもらうか
    なんかまとまらない話になりつつある(^▽^;)
    うちの選手達も言われた事があります
    「才能あるよね 能力高いよね」 と
    確かにはたから見たらそうかもですが
    この選手達は私が言うのもなんですが
    自分が指導する前は
    試合にも出ていなかった選手達
    自分に代わるときに
    「選手に選ぶのは才能のある選手ではなく
     努力を惜しまなかった選手を選びます」
    と それを聞いて試合に出れるチャンスだと
    努力をしてきた選手達
    そこまでの過程を見もしないで
    その場だけの判断で当たり前のように
    選手達が言われるのはこの子達が可哀想だと
    すみません 愚痴っぽくなりました(^_^;)
    なんか最後までまとまらない話に・・・(^▽^;)

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >さわさん
    バスケットの世界で報われるかどうかは判りませんが…
    きっと 充実した人生になるんだろうなぁ~ と思いますね~
    (^^♪

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >もじゃもじゃコーチさん
    わかりますよ~
    わかりますとも! (^^♪
    仰りたいことは 十分理解できます!!
    最悪なのは…
    負けた言い訳に 能力の差をあげる人ね…
    「おたくの選手は能力がありますね~ うちは高さも無いし 能力も無いし…  羨ましいかぎりです!」
    なんて感じでね…
    おっと…  冷静にコメントしなければ(笑)

    文章が なんとなくまとまらない って部分…
    ムッチャ判りますよ~
    (● ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり

  5. SECRET: 0
    PASS:
    なるほどですね。
    私なりの考えでコメントを書かせていただきます。
    「才能」に気付く力・・・
    恥ずかしながら、あまり意識したことはなかったです。
    「自信を持っていこう!!」
    「どうして自分でいかない!?」
    「自分のプレーに責任をもとう!!」
    という声かけをしながら・・・
    その部分を育てきれていないんですかね・・・
    選抜練習もあと2回ですが、
    その視点でも声かけをしたり
    練習を組み立てたりしてみたいと思います。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >プリバスさん
    コメント有難う御座います。
    正直なところ 小学生には難しい気もしますが…
    一つのプレイを取り上げて指導する時…
    今は こうしなきゃいけないだろ~ 
    といった対処療法的な指導ではなく
    今 一瞬仲間が動いた時に あそこのスペースが開いただろ~
    と そのスペースに気付けるプレイヤーに育ててあげる事が その選手の将来に繋がると思うんですよね!
    そのスペース(チャンス)を見つけることが出来さえすれば… 
    それをどう生かすかは 自由な発想を持つ小学生にとっての宝物ではないかと 私は思います。
    お互いカテゴリーは違いますが 頑張りましょうね!
    (^_-)-☆

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