| H野です. NBJさんの「ご意見頂戴」の項目についてですが,
国際バスケットボール連盟(FIBA)から, ルール・ブック(“Official Basketball Rules 2022”)のほかに, “Official Basketball Rules Interpretations 2022”という解説書が発行されています. その第14条「ボールのコントロール」の項に,次のようなステートメントと具体例およびその解説が掲載されています.
Article 14 Control of the ball
14-1 Statement : Team control starts when a player of that team is in control of a live ball by holding or dribbling it or has a live ball at the disposal for a throw-in or a free throw.
14-2 Example : In the judgement of a referee, regardless of whether the game clock is stopped or not, a player deliberately delays the process of taking the ball for a throw-in or for a free throw.
14-2 Interpretation : The ball ビカム live and team control of the ball starts when the referee places the ball on the floor nearest to the throw-in place or on the court at the free-throw line.
これらの項目は,かなり以前から(現在も)発表,掲載されており,2015年版のルール・ブックでは, 解説の部分に次のように反映させておりました.
審判がスロー・インをするプレイヤーにボールを与える場合,プレイヤーがスロー・インを行う位置になかなかこなかったりボールを受け取るのをこばんだりしていると判断したときは,審判は,スロー・インを行うアウト・オブ・バウンズの位置にボールを置いてよい(第17条17.2.1). フィールド・ゴールや最後のフリースローが成功したあとのスロー・インでは,プレイヤーがすばやくゲームを再開できる場合には審判は原則としてボールを扱わないが,プレイヤーがスロー・インを遅らせようとしてボールを持たないでいると判断したときは,同様に,審判は,ゲーム・クロックが動いているか止まっているかにかかわらず,ボールを拾ってスロー・インを行うアウト・オブ・バウンズの位置にボールを置いてよい(第17条17.2.1). どちらの場合も,審判がスロー・インを行うアウト・オブ・バウンズの位置にボールを置いたときにプレイヤーにボールが与えられたものとみなされ,ボールはライヴになる(第17条17.2.1). スロー・インの規定の5秒も,このときからかぞえ始める.
審判がフリースローをするプレイヤーにボールを与える場合,フリースロー・シューターがフリースローを 行う位置になかなかこなかったりボールを受け取るのをこばんだりしていると判断したときは,審判は, フリースロー・ラインの近くの床にボールを置いてよい. この場合,審判が床にボールを置いたときにフリースロー・シューターにボールが与えられたものとみなされ,ボールはライヴになる. フリースローの規定の5秒も,このときからかぞえ始める.
よろしくお取り計らいください. (禁止文字はカタカナにしておきました)
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